[心理学]セルフハンディキャッピングとは?-テスト前に集中できないのはなぜ?

「セルフ・ハンディキャッピング」について

 
 みなさんは、学生の頃に大事なテストの前にいつもはやらない部屋の掃除を始めてしまったり、普段なら気にしない些細なことでイライラしてしまったりしてしまったことはありませんか?とても大事なテストや高得点が取れる自信がないテストほど、この傾向がある人は今回紹介する「セルフ・ハンディキャッピング」を行っていたのかもしれません。

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ーセルフ・ハンディキャップとは?

 セルフ・ハンディキャッピングとは、課題の遂行前に遂行の妨害となる障害を自ら作り出したり、障害の存在を主張したりする行動のことです。簡単に言うと、何か物事を始めようとする前にできない時の理由になるものを探してしまっている状態のことを言います。

ーセルフ・ハンディキャッピングがどうして人に影響を与えるのか?

 セルフ・ハンディキャッピングは、テスト不安や、ネガティブな雰囲気、抑うつ症状の時に良く表れるといわれています。これらの状況は皆共通して人が不安を感じる状況です。例えば、試験であるならば合格できるか不安なときに「頑張り過ぎはよくないから、息抜きにゲームをやるか」とゲームをすることで、もし試験に不合格であったときには「あの時にゲームをやったからだな」と納得することができます。また、あなたの学生時代に試験直前になると大声で「全然勉強してない―」と騒いでいる人たちはいませんでしたか?あのテスト前のお決まりの光景も、事前に「テスト勉強全然してない」とまわりに宣言することでテストの点が低かったときに周りに馬鹿にされなくて済むという予防線であり、予想外に高得点が取れた時は他者評価を更に高められるという心理が働いているのです。
 つまりセルフ・ハンディキャッピングは、個々人のプライドや自己評価を守るための予防線であると言えます。

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ーセルフ・ハンディキャッピングに陥らないためには?

 実はこのセルフ・ハンディキャッピングは多くの研究で非生産的・課題の遂行に悪影響があると報告されています。自分の内面のプライドを守るための心理であるのに、その人間心理によって避けたい失敗を自らで引き寄せてしまうのは皮肉なことですよね。そこで、特に大事な試験や成果が必要にされる場面において、セルフ・ハンディキャッピングがあらわれたときには、逆に言えば不安に感じるほど成功を本気で欲している状態であると言えます。自分で言い訳を作らずに続けている努力を淡々とやり続けることであなたは同じように不安を感じている人たちよりも一歩先を行くことができます。セルフ・ハンディキャッピングが起きたときにはチャンスだと思って、努力を一層淡々とこなしていきましょう。

ーまとめ

 セルフ・ハンディキャッピングは、うまく扱えばあなたの成長を加速してくれるライフハックにもなりえます。ただし、あまりにも不安感や頑張り過ぎてしまったと思うときにはきちんと休息をとることも大切です。ぜひ試してみてくださいね。

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