[心理学]デフォルト効果とは?-新しいモノが好きでも、最終的には昔ながらのモノを選ぶ?

デフォルト効果について

皆さんが日常生活の中で、同種のモノの選択肢から一つを選ばなければならない時、元から存在する古きよきものを選びますか?

それとも最近発表、発売された最新のものを選びますか?

おそらく、人によってどちらも選ぶ可能性がありますね。

人は新しいものに惹かれることが多くあるため、流行は年ごとに変わっていきます。

しかしこれとは反対に、私たちは認知的に元から存在する親しみやすいものを選択する傾向があるのです。

この傾向を科学的に“デフォルト効果”と呼びます。今回はこの“デフォルト効果”についてお話していきます。

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― “デフォルト効果”とは

“デフォルト効果”とは、仮に元から選択肢が2つある場合に、3つ目の選択肢が加えられた際に、その介入に影響される可能性は低く、初期に存在していた2の選択肢のうちのどちらからかを選択する傾向が強いということです。

また、文字通り、デフォルトとは、初期と言う意味があり、機械、とりわけパソコンなどでデフォルト設定として言葉が使われることが多いですね。

例えば、世間に広く親しまれているあるお菓子はもともと2種類の味を発売していましたが、近年3種類目、あるいはさらに違う種類の味も発売した際、その味は興味本位で選ばれがちではありますが、その後は結局初期の2種類から選んで買い続けているなんてことも考えられそうですよね。

また、企業側は、流行に便乗して商品開発をしたり、さらに多くの人に親しまれている食べ物や味を選んで製品化したり、あるいは完全な新商品に“期間限定”などに希少性を付加することでその売れ幅を狙うことも考えられます。

しかし、一時的に加えられたものの価値もやはり一時的なものになってしまう可能性は否定できないでしょう。

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― “デフォルト効果”の発現可能性

1、認知努力
人の脳は何か決断をしたければならない時に大変よく働こうとします。

しかしその努力は極めて大きなエネルギーを必要とするため、可能な限り楽をしようとします。

その為、すでに馴染のあるものを選ぶことにより、選択する時に必要になるエネルギーを使う必要がなくなります。

また、このことをヒューリスティックと言います。こういった理由から私たちは初期に存在していたことを積極的に選択するという仮説が有力視されています。

2、価格変動
次の仮説は価格の変動に伴う選択の仕方です。今まで存在してきたものに新しいものが追加された際に、仮にその値段が、初期のものよりも高価である場合、私たちは認知的に選択することから遠ざかってしまうという考え方です。

これが仮に初期のものと比べて大差がない場合、おそらく選択される可能性もあると考えられますが、比較の際に生じる価格の差は多かれ少なかれ考慮されているのです。

3、推薦
人は自分たちの信頼している人のことを過度に信じてしまうことが多々あります。

実は、この“デフォルト効果”も、その信頼感から引き出すことが出来るのです。

一説によると、人は信頼している人が初期の選択肢をお勧めしている場合、それを自身も執着して選択するのです。

これはおそらくビジネスにも使うことが出来るでしょう。顧客との信頼感を築くことが出来れば、新商品ですら購入の確立は増していくでしょう。しかし、その新商品において具体的な差異が劣っているものでは効果があまり無いでしょう。

4、意味の変化
最も著名な例でみると、臓器移植の提供者になるかどうかの選択肢で見えてきます。

例えば、臓器提供者になることが普通の環境よりも、臓器提供が一般的ではなく、それを特別視する場所では、この臓器提供者はそれ以外の場所よりも意味が尊大になります。

しかしながら、この“デフォルト効果”では、元から存在していることにくっつく傾向の為、臓器提供が元から法的に整備されている場所でその提供者数が高い傾向が見られます。

−まとめ

以上見てきたように、この“デフォルト効果”は親しみのある事柄を積極的に選択に取る心理的効果のことを指します。

もちろんこの効果を完全なポテンシャルで使いこなすには、それ以外の心理的効果も同時に熟知している必要もありますが、私たちの選択の隠された謎はこうして解明されてきているのです。

執筆日2019年8月8日 執筆者Yoshi
8月10日編集・校閲

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