[心理学]ダブルバインドとは?-悪用禁止!人を誘導するテクニック

ダブルバインドについて

ここ数年、ようやく私たちの社会にも様々なハラスメントに対する認識が深まってきました。

しかしいまだにそのような認識を持つことができない人間が主に年功序列制の大手企業や、意外なところでは学校の教師などにたまにいますね。

彼らは自分の立場を利用してさまざななハラスメントを仕掛けてくるのですが、その中でもモラルハラスメントは悪質なもののうちの一つです。

さて、モラルハラスメントとしてよくあるのが明らかにストレス発散のために怒ってくることではないでしょうか。例えば上司に言い訳をしても何も言わなくても怒られるなんて状況があります。この状況のことを心理学用語では「ダブルバインド」と言います。

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ーダブルバインドとは

イギリスの社会心理学者であるグレゴリー・ベイトソン氏が提唱したもので、どちらを選んでも誤った同じ結果に繋がる、2つ以上の条件が提示された状況を示します。冒頭の上司の例と同じです。

ダブルバインド的なコミュニケーションは、やられる側に強いストレスと不快感を与えます。

統合失調症の子供の家庭環境では、このダブルバインド的なコミュニケーションが長く続いている場合が多いのではないかと言われています。

また転じて、どちらを選んでもこちらの望んだ結果になる選択肢を相手に提示することで相手を誘導する心理テクニックのことを言います。広く知られているのはむしろこちらの意味ではないでしょうか。

ーどうして?

テクニックが有効である理由を説明します。主な原因として、私たちの会話をするときの癖が挙げられます。

文章で最も大事な部分は主語と述語です。したがって私たちが会話をするときは無意識にこの主語と述語に神経を集中する癖がありますが、その分、その他は適当に聞いているのです。

ダブルバインドテクニックは主語と述語以外の部分に大事な条件を組み込むことによってその条件への注意が向きにくくなる事を狙っています。

ー催眠術への応用

ダブルバインドテクニックの応用例として何と言っても外せないのは催眠です。

アメリカの催眠療法の権威である心理学者ミルトン・エリクソン氏が独自に編み出した「現代催眠」はダブルバインドテクニックを巧みに使うことで相手を催眠状態へと誘導します。

ちなみに催眠状態とは本人が「催眠にかかっている」と本気で思っている状態のことです。したがってそもそも催眠が現実に存在することを信じていなければ催眠にはかかりづらいのですが、この現代催眠はあらゆる固定観念をスキップすることができるので、催眠に対して抵抗の強い懐疑的な人にもかかりやすく、いまだに催眠療法の現場ではよく使われています。

そしてこれを洗脳に悪用した例がカルト宗教やブラック企業などです。
余談ではありますが、洗脳のかかりやすさと頭の良さには関係がありません。あなたがいかに明晰な頭脳を持っていようと環境さえ整ってしまえば誰でも、たとえば催眠術師であっても洗脳にかかります。

色々条件はあるのですがとりあえず、周囲との連絡が絶たれる閉鎖された空間で開催される集会には参加しないことをオススメします。

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ー恋愛への応用

恋愛心理学の分野では、デートへ誘うテクニックとしてダブルバインドが紹介されています。

具体的には「ご飯食べに行かない?」というような相手にYESかNOを迫る質問をするのではなく、「自分と食べに行くならイタリアンとフレンチどちらが良い?」というようなどちらを選んでも「あなたと食べに行きたい」と宣言させる質問を投げかけます。

ただ、見ての通りこの質問は唐突に言うと不自然極まりないです。したがって、あなたとある程度親密である必要があるでしょう。

ーまとめ

いかがでしたでしょうか。

洗脳に使われることからもわかる通り、うまく決まれば相手の固定観念を丸ごと塗り替えるほどに強力です。皆さんも上手な使い方を探してみてくださいね。

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