[心理学]バースデイ・ナンバー効果とは?-特定の数字に親しみを感じてしまうのは…

バースデイ・ナンバー効果について

皆さんは自分の誕生日と同じ数値を日常で見つけたとき、なぜか親近感とちょっとした好意を感じたことはありませんか?

誕生日は、自分が生まれた特別な日、毎年家族、友人、あるいは恋人にお祝いしてもらえる幸せな日ではないでしょうか?

生まれてから毎年その様な特別に祝福に満ちた日があると、自分の誕生日と同じ数字を見ただけでも何か特別な感情を抱いてしまうのは自然なことですね。

では一体、私たちは自分たちの誕生日と同じ数字の存在により、どのような影響を受けているのかを詳しくみてみましょう。

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― バースデイ・ナンバー効果とは

 
人が自分に誕生日と同じ数字に他の数字よりも潜在意識的に好意を寄せてしまう心理的効果のことです。

これは1997年に日本人の社会心理学者・北山 忍氏(University of Michigan)と唐澤 真弓氏(Tokyo Women’s Christian University)によって初めて報告されました。

この効果は人間が本来有している自己愛的、自己中心的性質に由来していて、当人にとって特別な日である誕生日が“自己”との結びつきを強化するのです。

つまり、多かれ少なかれ自分のことが好きな人はこのバースデイ・ナンバー効果の影響を受けやすく、あまり自分のことが好きでは無い人にはその効果はあまり現れないのです。

これらの自己に関連する心理的効果は数字以外にも現れており、心理学的測定検査の中の項目である、数値優位傾向タスクで、個人の数字に関する好みと自尊心の尺度を予測するのにも使われているのです。

またある実験では、被験者と商品の購入確率が自尊心の高さにより、誕生日の数字に近い値段の商品を購入する傾向が高まることを示したのです。

これらが示しているように、バースデイ・ナンバー効果は私たちの潜在意識的な日々の選択に多少なりとも影響を与えているのです。

― ビジネスへの応用可能性

自尊心、自己肯定感、そして自己中心性。これらが一体どのように日々の生活で活用されているのか想像するのは難しいですよね。

しかし、私たちは全く意識をしていないだけで、もしかしたら企業戦略に既にはめられてしまっているのかもしれません。

例1:デパートやドラッグストアなど頻繁に使う身近なお店で、誕生月限定の割引やギフト贈呈など、本来そんなに欲しくないものでも低価や無料で貰えるとなぜか特別にいい気分になってしまい、さらに同じお店に通い続けてしまったり、必要以上に買い物をしてしまうことなんてありませんか?これも、誕生日と言う個人にとって特別な数字を利用して、顧客獲得を狙っているのかもしれません。

例2:商品の値段設定にもバースデイ・ナンバー効果が利用されているかもしれません。例えば、安価な物であれば単純に一と十の位を01〜31、百と千の位を01〜12の組み合わせを開発費、生産費用、材料費等を加味して設定することも可能なのです。仮に100%誰かの誕生日と同じ数字にならなくとも、数字が近ければ近いほど、親近感が湧き、注目を集めすことは容易に出来てしまうのです。

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― 恋愛への応用可能性

初めて会った人と偶然誕生日が同じだったり、あるいは近い日にちだと何故か急に親しみやすく感じませんか?

ここにもバースデイ・ナンバー効果が働いているのです。本来人は自分と類似性のある他人を選ぶ傾向があります。同じ、あるいは似ている他人と結びつくことで、自分の所属を確定するのに役立ち、社会的な順応力を高めようとするためです。

では、恋愛面ではどうでしょうか?この人間の自然な選択は恋愛にも見られます。

見た目や生まれ育った背景が似ている人に魅力を感じるのはこの為なのです。

また、友人関係や結婚とまで言わずとも恋愛のきっかけとして誕生日が近いことは親近感を高める促進剤にもなってしまうかもしれません。

−まとめ

このように、極めて単純かつ身近な誕生日には、単純で身近だからこそ持つ絶大な効力があるのです。

もしこのバースデイ・ナンバー効果を理解して生活できるならば、この影響をかわすこともできますし、また効果を少し利用できてしまうかもしれませんね。

執筆日2019年7月25日 執筆者Yoshi
7月30日編集・校閲

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